暗号化って結局なにが守られる?|通信・保存・ゼロ知識の違いを整理

暗号化って結局なにが守られる?|通信・保存・ゼロ知識の違いを整理

暗号化は「通信中」「保存中」「エンドツーエンド」で守れる範囲が変わる。初心者でも混乱しやすい用語を表で整理して、見るべきポイントをまとめる。

暗号化って結局なにが守られる?初心者向け整理

「暗号化されてます」って言われても、どこまで安心していいのか分かりにくいですよね。

暗号化はざっくり言うと、カギを持ってる人だけ読めるようにする仕組みです。

ただ、いつの暗号化か(通信中か、保存中か)で守れる範囲が変わります。

先に結論(まず押さえる3つ)

  1. 通信の暗号化:送っている途中を盗み見されにくくする
  2. 保存の暗号化:サーバー内のデータをそのまま読まれにくくする
  3. エンドツーエンド:運営側でも中身が読めない設計(条件つき)

暗号化で守られるもの・守られにくいもの

守られやすい 守られにくい(別対策が必要) 理由
通信途中の盗み見 アカウント乗っ取り 暗号化しても、ログインされると本人として見られる
サーバー内の生データ読み取り 共有設定ミスによる漏れ リンク共有をONにすると、正規の入口ができる
端末紛失時の一部リスク 端末側のロック不足 端末の暗証・生体・リモート消去が重要

通信中の暗号化:移動中を守る

何を守る? イメージ それでも注意する場面
送受信中の内容 運ぶ途中の封筒に鍵をかける 公共Wi-Fiでも「ログイン情報を渡す」こと自体は慎重に

やさしい例

通信中の暗号化は「道路の途中で見られにくい」だけで、家(アカウント)が乗っ取られるのを防ぐものではありません。

保存中の暗号化:置いてある間を守る

何を守る? イメージ ポイント
サーバーに置かれたデータ 金庫に入れて保管する 鍵の管理が「運営側」か「自分側」かで意味が変わる
鍵を持つのは誰? 特徴 向く人
運営側が管理 使いやすい。検索やプレビューが強いことが多い 便利さ重視、一般用途
自分側(強めの方式) 運営側でも中身が見えにくい設計になりやすい 機密性重視(ただし運用が大事)

エンドツーエンド:運営でも見えない設計

ざっくり言うと

暗号化の鍵を運営が持たず、利用者側だけが復号できる設計です。

良いところ 気になるところ 理由
運営側でも中身を読めない設計になりやすい パスワード紛失が致命的になりやすい 鍵を失うと復元できない可能性がある
機密性を高めやすい 検索やプレビューが弱くなることがある 中身が見えない分、便利機能が制限されることがある

初心者が見るべきチェックポイント

見るポイント 理由 目安
2FAが使えるか 暗号化より先に「乗っ取り」を減らす 使えるならON+回復手段も用意
共有設定が分かりやすいか 漏れの多くは設定ミス 招待制+閲覧中心が事故が少ない
復元(ゴミ箱/履歴)があるか 削除・上書き事故の保険 無料ほど保持期間を確認

安心の順番

暗号化の前に、まず2FA共有設定を整える方が、体感の安全は上がりやすいです。

質問と回答

質問:暗号化されていれば、乗っ取られても大丈夫?

回答:乗っ取られると「正規ユーザー」として見られるので、暗号化だけでは守りきれません。2FAとパスワード管理が大事です。

質問:エンドツーエンドなら絶対安心?

回答:強い設計になりやすいですが、鍵(パスワード)を失うと復元できないリスクも出ます。便利さと引き換えの部分があるので、用途で選ぶのが現実的です。

質問:何を見れば「どこまで暗号化」か分かる?

回答:「通信中」「保存中」「エンドツーエンド」のどれが書かれているかを分けて読むと整理できます。あわせて、2FAと共有設定の分かりやすさもチェックすると安心です。

まとめ

  1. 暗号化は「通信中」「保存中」「エンドツーエンド」で守る範囲が変わる
  2. 暗号化だけでは乗っ取りや共有ミスは防げない
  3. 初心者はまず2FA・共有設定・復元(ゴミ箱/履歴)を整えると安心しやすい

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